デビル双子にいじられてます。
「待て待て待て待て。テメー、あれだけ言い寄られてたのにもしかして…気付いてねえのか」
「え、何、ぶーちゃんナンパされてたとか?」
状況がわからない、という風に桃真が首を傾げる。あたしも今傾げたい。
え?ちょっと待て。
「あたしってナンパされてたの?」
こくり、楓弥がしっかり頷く。
え、え、え、まじですか。
「それ以外になにがあんだよ!バカか!」
「宗教みたいなのに入れさせられるかと、痛っ!何!?」
ばこーんと頭をシバかれる。なんで!?
「っテメーどんだけアホなんだよ、もうそろそろ自覚しろやハゲ!」
「えええええ!まじで、マジでナンパだったの!?ちょ、人生初!」
「感動すんな!!」
いや、感動するでしょ!