デビル双子にいじられてます。









「……………どうしよう……」







「どったの~?ぶーちゃん」









一時限目終了後。






登校してきた桃真(おかしい)は、あたしの異変にすぐ気付いたようだ、いつものゆるい口調で聞いてきた。








「あたし昨日、楓弥に何言ったんだろう………」





十中八九、帰宅途中であたしは何か変なことを言ってしまったか何かだろう。







あれから楓弥は戻ってこない。







どうしよう、別の用件で怒らせてしまった。






「………さぁ?」






「デスヨネー☆」





桃真に分かるわけないか。






どうしようどうしよう。







「っつうか~、」






「な、なに」






「オマエ今、楓弥のことしか考えてないでしょ?」





「え、」





「………ムカつく」







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