デビル双子にいじられてます。










6月の少し涼しい夜。






しとしと、しとしと。








「雨か……」








あたしは思わずはあ、ため息をつく。







雨の日は雷がなくても何となく、憂鬱だ。










「……ていうかあいつら遅いし」








今日お母さんいないからご飯作ってくれるって言ってたのに。









ちょっと扉開けてみるか、と立ち上がった。









時。








がちゃり、とお決まりの音が響く。









< 383 / 539 >

この作品をシェア

pagetop