デビル双子にいじられてます。
頭に大きなたんこぶができていないか本気で心配になったが、頭を触っても異常はなさそうだ。良かった。
痛かった。
「痛い……良かったよたんこぶできてなくて。楓弥、アンタなんやねん、仮にも彼女だあたしは」
「かのっ、」
え、何コレ。
楓弥が「彼女」というワードを聞いた瞬間ぼぼぼぼっと顔をそれこそタコみたいにさせた。
え、何コレ?
明らかあたしの方が彼氏っぽいよね、あれ?
あたし彼女だよね?
………どうしよう、自信がなくなってきた。
……と、少し落ち込んでいたとき。
「ハーイそれでは『コスプレカフェ、オープンしまぁす!」
委員長の張り上げた声が聞こえてきた。