デビル双子にいじられてます。







掴む手は強いんだけど、振り払えないんだけど、でも手加減はしている強さだった。






「………」





何か大事な話があるんだろう、そう思って黙ってついて行くことにした。







―――――――――――――――…………








「…………………」




「…………あのー」





着いた場所は既にお馴染み校舎裏。何かあればここな気がする。人目もそうないし。







楓弥は未だぎゅー、あたしの腕を顔を俯かせたまま掴む。






「……あの、楓弥さーん」




「………」







あ、無視ですか。







AHAHAそうですかそうですか、そう思って苦笑交じりにやっぱり何か喋ろうとした。







けど。







急に掴まれていた腕が解放されて引き寄せられたからあたしは固まることしかできなかった。




















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