your voice
「え…?」
「!!」
この声はっ!
「お母さんっ!」
「何やってるの!早く逃げなさいっ!」
「お母さんも一緒に……!!」
お母さんの足の上ににタンスが倒れてきてる?!
あれじゃお母さんが動けない!
…助けなきゃ!
「お母さんのことはいいから早く行きなさい!」
「やだぁ!お母さんと一緒にいるっ!」
「…お母さんのことが好きなら聞いてくれよね?」
「でもっ!」
お母さんを置いて一人で逃げるなんて…
そんなことできるわけない!!
「たとえ見えなくても、ずっと傍にいるわ」
「!?」
「だ、いすき…よ…」
「おかあさ…っ!!」