your voice



「着いたよ、ここの部屋」

「うっ…わぁ?!」


 リビングだけでも私が住んでたアパートより大きい。

 …私が住んでたアパート、大きくなかったけど。


「とりあえず、あそこのたんすの服に着替えてきて」

「えっ…洋服!?」

「うん。これからも欲しいのあったら言っていいから」


 そ、そんなに甘えられないよ。

 やっぱりお金持ちは感覚が違うのかな…


「とりあえず待ってるから」

「は、はい!急いで戻ってきます!」

「着替えはそこの部屋使っていいから」

「はっ、はい!」


 龍臣さんの部屋で着替える、なんて。

 ドキドキする…。


 って、私の変態!!

 さっさと着替えよう!





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