your voice



 …毎回行くの早すぎる。


 っていうか…

 いらないって言ったのにお弁当持って行ってくれたの?

 私のせいでベットに寝れなかったのに、何で私に感謝するの?


 …どうして急に優しくするの?



「龍臣さん…ズルいよ」



 胸が、苦しい…なのに甘い。


 これって…

 この感覚って。

 まるで龍臣さんのこと…好き、みたいじゃん。

 認めないって思ってたのに。



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