【完】小さなしあわせ、重ねよう。

深夜

.*..*..*..*..*..*..*..*..*..*.


「慶起(ヨシキ)お前まだヤってねーの?」

「…なにを?」

「エッチ♪」

「ゴホッ」

「うわぁ、笑美だいじょーぶ?」


あ、畑辺がむせた。

只今、うちには大学の友人カップルの藤井修也(シュウヤ)と藤沢奈々(ナナ)が来ていて、ささやかな正月鍋パーティーをしている。
明日は畑辺家に行く予定だから酒は飲んでいない。

まぁ、元々俺ら4人は飲む派じゃない。


「…シてないけど」

「まじかよっ!?俺らなんか週に2か…いてっ」


顔を真っ赤にした藤沢が修也をバシバシ叩いている。

週2...ね。
ヤりすぎでしょ。
子供出来たらどうするの。

だから、


「俺はシないよ」

「えっ!?」


きっぱり言うと畑辺が過剰に反応した。



< 41 / 76 >

この作品をシェア

pagetop