プレイボーイの甘い罠


ガチャン、とドアが閉まり母さんが出て行った。



さっき母さんが葵にいったことが気になる。
と言うことで聞いてみることにした。



「葵、さっき母さんになんて言われたんだ?」


「べ、別に。なんでもないわよ」



いつもの"ツン"な答えが返ってくる。


へえ~。今の俺にそういうこといっちゃう?

俺の中で何かのスイッチが入った。



「葵、いえよ。言わないと……お仕置き」


顎を掴んでくいっと上を向かせる。


案の定、葵の顔は赤いままで。


いつもと同じ反応。


ただ違ったのは
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