プレイボーイの甘い罠
「ち、違うわよ!?別にプレゼントとかじゃないしっ。お母さんが使った毛糸が余ってたからちょっと使ってみただけだから!あ、あと!言っておくけど、おそろいとか思ってないからね!!」
一気にまくし立てた葵の耳は真っ赤で。
とても温かい気持ちになる。
だって葵が俺のためにわざわざ手編みで作ってくれたってことだろ?
色も自分が持っているのと同じにして。
しかも葵のツンデレっぷりがやばい。
特にデレかたな。王道ってすげぇな、うん。
まだこちらを見ようとしないツンデレな小悪魔の耳に。
チュッとキスをする。
そうしたら葵は耳を押さえながらすごい早さで振り返るんだ。