僕が失くしたもの、得たもの、そして彼女の失敗
そしてそれは見る程に、とても僕の目的にマッチしているように思えた。

かゆいところに手が届く。

微調整も出来る。

リビングに置いても、違和感がない。

そして何よりも、買う事に不自然さがない。

そうなのだ。

僕はこの品物をレジに持って行く。

若い女の子は、僕を見上げる。

そして彼女は思うのだ。

この人はパスタが好きなのだと。
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