もう一度…。
―――――2か月前―――――
「え?3連休??」
「そうなの。今年で勤続3年目だから、ご褒美にもらえるらしくて。」
毎月恒例の都との二人ランチ。
わたしは急にふってわいた連休に頭を悩ませていた。
「でさ、隼くんのご両親を旅行に誘ってみようかと思ってるんだけど、どう思う?」
「どう思うってーーー嫁として偉いね!って感じ?!」
ちゃかすように都が言う。
「そうじゃなくて、……わたしたちを見てたらやっぱり思い出しちゃうかな?
……辛い思いさせちゃうかな?」
都はわたしの言葉に少し考え込んで、
手に持っていたコーヒーカップをそっとテーブルに置いた。