もう一度…。
でもなぜか、隼君とのことを思い出すときは

体がふわっと浮いたような感覚になる。



自分のことを思い出しているのに

他人を少し遠く離れたところから見ているような

そんな感じ。



幸せな思い出は幸せなままに……なんて

ホントは違うのかも。

ただ涙が枯れてしまっただけで

ホントは逃げてるだけなのかも。



結局わたしは前に進めていないのかな――――――
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