初恋が君だなんて、ハードルが高すぎる。



「もし良かったら、南雲くんのオススメも読んでみたい…かも」





難しくて、読めないような気もするけど。

私には理解できないかもしれないけど。




好きな人の好きなものって、知りたい。





南雲くんがいつも見てる世界を、知りたい。



そう思うこの気持ちが初めてで、くすぐったくて、何だか嬉しくて。






「じゃあ、明日持ってくる」


「うん、ありがとう!」







< 112 / 247 >

この作品をシェア

pagetop