初恋が君だなんて、ハードルが高すぎる。



「大好きです」




初めて目があった時の、捕らわれたような感覚。


もういちど、眼鏡越しのその瞳を見つめて。




「…俺も、好き」






少し目を逸らしながら、顔を赤くするキミが、世界で1番愛しいと思った。





初恋なんて知らなかった私に、




「んー、この人?」




そのたったひとことから、こんなにキラキラした世界を教えてくれたキミが。



最初で最後の初めての恋、だったらいいと思う。





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