初恋が君だなんて、ハードルが高すぎる。



「プラネタリウムなんて、久しぶり…」



「そう?」



「うん、楽しみ…!」




私がそう言うと、南雲くんは少し目を細めた。

その優しい微笑みが、好き。



もっと、笑って欲しい。

笑った顔を、もっと見たい。





……なんて、言えないけど。










< 57 / 247 >

この作品をシェア

pagetop