初恋が君だなんて、ハードルが高すぎる。



ーーーーー




「本当にごめんなさいっ!」




結局、私たちのクラスは1回戦で負けてしまった。

私のところに来たボールを、私が全然返せないから…



泣きそうになりながら頭を下げる私に、




「夕陽のせいじゃないって!」

「気にしないでよ、相手強かったもん」

「本当に大丈夫だよ!」




なんて、優しい言葉をかけてくれるから余計泣きそうになる。



「ほら、ドッチボールの応援行こう!」



「うー…、ありがとう…」




優しいみんなに連れられて、ドッチボールの応援に向かった。



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