双子のうちら。
勢いよく家を飛び出して、学校までの道を走る。

「ハァ...ハァ...」

つっ疲れた...

沙奈のほうを向くと、余裕の顔で走っている。

沙奈はあたしと違って運動できるしなぁ

「佳奈?大丈夫?」

着いて行けなくなった私を見て、沙奈が声をかけてくれる。

「だっ大丈夫...」

大丈夫じゃないけど。

「てか、ほんと佳奈は体力無さすぎ!
先行くよ?」

「まっまってぇー!」

< 4 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop