真琴と『ぼく』の恋愛日記


キィーッ…と鈍い音と共に、扉の向こうに彼女の姿が見えた。
サラサラと長い髪がなびいて、茶色く透き通っている。

ドキッ!!

ヤバイッ!きれいすぎる…。

パンの入った袋をさげて、大きく伸びをしている彼女は天使のようで、そのまま風に吹かれて飛んで行っちゃうんじゃないかと思った。

パンを差し出して、床に寝転び空を見ている彼女の横に座るのは、あまりにも緊張を強いられた。
けど…離れて座るのもおかしいし…。

出来るだけ平然を装ってメロンパンを頬張っていると、彼女が話し始めた。


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