桜の魔法
ちょ、やめてよ。
頭にひびくでしょうよ。
「あぁー…ごめんごめん。」
思ったより弱った声が出た。
「お、お前大丈夫かよ?
何かあったか?」
光は優しいからなぁー。心配かけたくない。
「大丈夫に決まってんじゃん!
光が私を起こしたせいで、テンション下がったのー。」
なんだよ!
とか文句を言う光。
ふぅ…
なんとか誤魔化せた?
…あ、光は騙せても羽琉はそう簡単じゃないかも。
ま、なんとかなるでしょ。