桜の魔法


あれだけ走ったのに…
結局遅刻だ。



私の頑張りを帰せーーーー!!!



「なにしてんだ、早く座れ」


ぼーっと突っ立っていたみたいで、先生に怒られた。


怠い足を持ち上げて席についた。


「花奏?どうした、大丈夫か?」



おっと、羽琉にまで心配されてしまった。


「え!なんでー??
全然大丈夫!」

今日はとことん気が抜けない…
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