桜の魔法


「ご、ごめんなさい!」

勢いよく頭を下げた


「いーよいーよ。
こっちこそごめんね。
大丈夫?」


ぶつかってしまった相手は、ひとつ上の先輩で男の人だったみたい。

顔を上げて、
もう一度謝る


「はい!大丈夫です!
本当にすいません…。」


そういって床に散らばったプリントを拾いあげる。


「手伝うよ。」

そういって、先輩がしゃがんで一緒に拾ってくれた。



拾い終わって、2人で立った。
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