桜の魔法


「手伝うよ。」
と優しい笑う先輩。


ちょっとだけ、キュン。
ちょっとだけね?


「あ、ありがとうございます…。
でも、そんな大したことじゃないので大丈夫ですよ?」


流石に先輩だし、気を使わせるのも…ねぇー。


「帰るの遅いと暗くなっちゃうでしょ?
最近の夜道は危ないから。ね?」


どこまでも優しい先輩に甘えることにした。

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