桜の魔法


___
先輩と作業をして40分。
名簿作りの他にもあった仕事も全部おわった。


「先輩!ありがとうございました!
すっごい助かりました!先輩って優しいですね!」
私はとびきりの笑顔でお礼を言った。


すると先輩の顔がみるみる赤くなっていった。

どうしたんだろ…
もしかして熱があるとか?!
大変!


私は焦りながら先輩に近づいた。


「先輩!じっとしててくださいね!」


___コツンッ

先輩のおでこに自分のおでこをくっつけた。

「んーーー、熱は無いですね?
大丈夫ですか?」

と先輩を下から見上げる。


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