コイウタ
「ねぇ」
授業中、突然話しかけられた。
今まで
話したことのないタイプで緊張したけれど、
「なに?」と聞き返した。
すると香織は、にっこり笑った。
「筆箱、かわいいね」
正直ビックリした。
いつも必ず“キモイ”と言われるピンクのこのウサギ。
“可愛い”って言われたのは、
初めてだった。
「もしかして、好き?」
「うん!」
「あたしも好きなんだ!これ」
「っ初めて!あたし以外にこれ好きな人!」
「みんな気持ち悪いって言うよね!」
「そおなの!可愛いのにねっ」
「うんっ」
話してみれば、
全然普通の子だった。
太陽みたいな明るい笑顔の持ち主だった。
「名前は?」
「あたしは結衣」
「あたし香織!よろしくね!」
「うん!」
授業中、突然話しかけられた。
今まで
話したことのないタイプで緊張したけれど、
「なに?」と聞き返した。
すると香織は、にっこり笑った。
「筆箱、かわいいね」
正直ビックリした。
いつも必ず“キモイ”と言われるピンクのこのウサギ。
“可愛い”って言われたのは、
初めてだった。
「もしかして、好き?」
「うん!」
「あたしも好きなんだ!これ」
「っ初めて!あたし以外にこれ好きな人!」
「みんな気持ち悪いって言うよね!」
「そおなの!可愛いのにねっ」
「うんっ」
話してみれば、
全然普通の子だった。
太陽みたいな明るい笑顔の持ち主だった。
「名前は?」
「あたしは結衣」
「あたし香織!よろしくね!」
「うん!」