30㎝






「おっはよー!」


「おはよう、まな♪」


まなはいつも以上にテンションが高い。


当たり前かあ…!



大好きな浜野と両想いになれた上に、キスしちゃったもんね。




「なんだ愛美!テンションたけえな!」



ヤマケンだ…





ヤマケン…?




!!!!!



忘れてた…
ヤマケンの存在……




まなのことばっかりで、ヤマケンの気持ち…すっかり忘れてた…。





「まな!」


まなを無理矢理
トイレに連れ込んだ。




「どうしたの!」



「ヤマケンに言ったの?浜野と付き合ったこと。」


「ヤマケンに?言ってないよ!」



とりあえず良かった…


このこと知ったら
ヤマケン絶対傷つく…。




「でも浜野が言ってるんじゃないかなあ?」


「ええっ!マジで!?」



しまった……




「当たり前じゃん!友達なんだから♪でもなんで?」


まなは気づいてないみたい

ヤマケンの気持ちに。


「ううん、何でもない!それより良かったねー!おめでと♪」





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