30㎝
「よし!咲良!門のとこで待ち伏せしよ♪」
「ええっ!?」
「ほら行くよ〜!」
ま、愛美さん…強引過ぎます。
「恥ずかしいよ〜!」
「もう!いつまでメル友でいる気?直接関わんなきゃ始まんないから!」
「まあ…そうだけど…」
するとまなは
不気味な笑顔を浮かべた。
「来た来た♪」
…………………!
まなの言葉で
とっさに後ろを振り返った。
ぞろぞろとこっちに向かって歩いてくるバスケ部の集団。
…来ちゃった
先輩たち
集団の中で一人だけ頭が突き出ている。
すぐに分かる……
いつも見てる人だもん。
敬太先輩………
うわあ…どうしよう!
たまらなくドキドキしてる
く…苦しい……!!