30㎝
その場に取り残された私たち
夢じゃあ…ないんだね
私…先輩と喋ったんだ。
喋っちゃったあー!!
「まな〜!もうやばいよ!私…幸せ過ぎて本当にやばい!!」
「よかったね〜!いい感じだったじゃん♪」
「うん!ありがと♪じゃあそろそろ着替えに行こっか♪」
まなと全速力で走った。
あー
もう本当にやばい。
私、こんなに幸せでいいのかな?
ますます好きになる。
昨日よりも、もっともっと先輩のこと好きになる。
好き好き、大好き!
まだちょっぴり恥ずかしさもあったけど、
照り付ける太陽が、私に勇気とパワーを与えてくれた。
真夏の暑さになんか負けないくらいの、私の気持ちも燃え上がってる。
もうすぐ夏休み。
この夏休みで、私の人生が大きく変わるなんて…
きっと想像もしていなかった。