30㎝
あの人のことたくさん知りたい…!
もしかして…ひと目惚れ?
ひと目惚れなんて絶対信じてなかったけど
やっぱりアリなのかも…?
昼休みが終わるまで、ずっと目が離せなかった。
カッコイイよ…
先輩
その日の放課後
「ね!ヤマケン!!」
「どした〜?」
「バスケ部にさあ、背が高い先輩いるよね!」
「ああ…敬太くんのこと?」
゙敬太゙っていうんだ…
「あの人、カッコイイよね!」
軽いノリのつもりだった。
ただ、名前を知りたかっただけなんだ。
「マジかよ〜!これは敬太くんに報告だな〜!」
「……!!はあー!?言わなくて良いから!」
「オレが杉本のこと話しといてやるよ!!じゃあな!」
え?え!?えー!!
嘘でしょー!!!
少しずつ近づいていく。
憧れの王子様に…