田中のくせに!!
あたしはボストンバッグの奥底にブラを押し込みながら
「言っとくけど、AはAでも、限りなくB寄りのAだから!!」
でもやっぱりちょっとデカい、B!!
「すげーいらねぇ情報」
田中は心底ゲンナリした表情。
「うっ、うるさいな!
これだけは言っておきたかったのなんとなく!
元はといえば、田中がサイズをチラ見するから…!」
「お前がこんなとこ置いとくの悪いんだろ!?
しかもサイズ見てねー!
興味ねぇ!!!」
「あるでしょ興味は!!」
「ないって言ってるだろーが!
もういい!俺風呂入ってくる!!」
「あっそ!いってらっしゃい!!」
「いってきます!!」
こんな感じで、修学旅行前夜は更けていった…。
…こんな状況でアタック、なんて……
ごめん友梨。小夏。
無理です。