田中のくせに!!
そして迎えてしまったテスト前日。
ていうか、もう夜の12時超えてるから、今日かぁ。
机の上に置かれたデジタル時計を見て、ボンヤリそんなことを思う深夜1時。
目の前には全然進んでいない数学の問題集。
…眠いー…
でも、ここで寝てしまったら…おそろしいことになるっていうのは目に見えてるので、
なんとか頭をふって眠気を覚ます。
…でも…もうダメ。もう限界。
「田中ー!!」
あたしは立ち上がって、隣の田中の部屋にむかった。