田中のくせに！！

「なんで分かっ…じゃない、そう思うの！？」




「だってさ、合コンなんて、自分がモロ女子ってことを、アピールする場だろ？


周防が一番苦手そーな分野じゃん」




…確かに…




「だって女子力ねーもん、周防」




グサッ



田中の言葉が、容赦なくガラスのハートに突き刺さる。




「そ、そうでもないよ？

今だって、三浦さんって人と、結構いい感じなんだから」



強がってみるけど、田中はお見通しって感じで、フフンと笑うだけ。



「あっそ？

まー、ボロ出さないように気をつければ？」


「うっ、うるさい！」




くっそー田中のやつ。



あたしのことナメまくってる。




こーなったら、絶対彼氏つくってやるー！！