田中のくせに!!
「おかえり、まどかちゃん」
席に戻ると、やっぱり隣にはまだ、三浦さんが座っていた。
「まどかちゃんって…可愛いよねー」
そしてあたしに顔を近づけて、そんなことを言う。
こっこんなに顔を近づける必要ある?
「いや…そ、そんなことないですよ」
「そんなー、謙虚なんだね」
三浦さんの息が顔にかかる。
お…おかしくない?距離感。それとも、これが普通?
「あ…アハハ…」
困ったあたしは、ただ笑うだけ…。