君のもとへ 俺は必ずお前を・・・
 朝になっちゃったよ・・・

 結局昨日の夜寝れなかった。

 わたしはどうしたらいいのかな?





「おはよ・・・」

「「おはよう」」

「涙元気ないな?どうしたんだ?」

「ううん・・・何でもないよ・・・」

「そうか?」

「うん・・・」

「涙もいろいろあるのよね」

「うん・・・」

 お母さん・・・

 もう人の気持ち分かってるのか

 分かってないのか

 分かんないよ・・・。



「いってきます・・・」

「気をつけてね」

「うん・・・」

「頑張って♪」

「アハハ・・・」

 はぁ~・・・嫌だな・・・

 学校行くの・・・



 きっと駅には龍君はいない・・・

 
 きっと朝練だよね・・・


 わたしのことなんか・・・


 待ってるはずない・・・



 
 だって龍君は・・・








 

 野球が全てだから・・・














 何よりも野球なんだよね・・・










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