君のもとへ 俺は必ずお前を・・・

「涙～」



　涙・・・




「おはよ夢華・・・」




「おはよ～どうしたの？
　元気ないね？？？」



「うん・・・ちょっと・・・」




　俺のせいで

　
　元気ねぇんだよな・・・




　今話しかけるべきか・・・




「龍太郎・・・神山さんに話しかけろよ？」




「あぁ。分かった。行って来る」



　
　ちゃんと誤るんだよな・・・




「海崎く～ん♪」



　は！？


　誰だよこんな時に




「瑠奈だよ～覚えてる～？」





　うわっ！！！さっきのキモ女・・・




「どけよ」




「じゃぁ後で瑠奈のこと校内案内して？」




「１人でいけよ。」




「冷たいなぁ～」




「黙れ・・・」




　何で俺が涙に誤ろうとしたら・・・



　出てくんだよ・・・マジうぜぇ・・・




「ねぇ～海崎君♪」



「黙れよ・・・」




「なんか言った？」




「黙れって言ってんのわかんねぇのかよ！！！」




（ビクッ）




　あ～あ・・・涙がそこにいんのに・・・



　キレちまった




「ひどい」




「消えろ・・・」




　でももう・・・


　我慢できねぇ




「わたしは諦めないから」



（バタバタバタバタ）



　なんなんだよあの女・・・




「龍太郎大丈夫か？」



「あ～悪い・・・」



「いや、あの女なんとかしなきゃな」




「だな。」





「龍君・・・」






　その時




　俺は





　涙が俺を呼んでたなんて





　まったく気づかなかったんだ・・・







　あの時気づいてやれれば良かったのに





　俺って最低だよな・・・