君のもとへ 俺は必ずお前を・・・
「なぁ遣斗?」

「何?」

「俺どうしたらいい?」

「何が?」

「神山とこれからどう接したら
 いいのか分かんねぇんだ・・・。」

「いつも通りでいいんじゃねぇの?」

「なんかさぁ・・・俺人好きになんの
 初めてなんだよな。
 何かどうしたらいいのか分からなくなる」

「悩む事ないんじゃねぇの?」

「えっ?」

「お前らしくいればいいじゃん。
 それで神山に気持ち伝えたらいいんじゃねぇ?」

 神山に告白・・・?
 無理だろ。
 会ってまだ2日しかたってないのに。

「自信ねぇ・・・」

「何言ってんだよ。お前カッコよくて
 野球だってめちゃくちゃ上手いのに
 自信ないなんて。龍太郎らしくねぇな?」

「俺はカッコよくなんかねぇよ。
 心も狭い。」

「焦らなくたっていいんじゃねぇの?
 お前のペースで神山を自分のものにしろ!!!」

「おぉ・・・分かった。
 とりあえず頑張ってみるよ」

「そうだよ。頑張れ☆」

「サンキュ」

 良かった・・・遣斗に相談して。
 本当なにかが軽くなった気がする。
 
 ありがとな。遣斗

「部活やるか」

「そうだな」

「甲子園行けるよう
 頑張らなきゃな?」

「本当だよな?俺らもしかしたら
 レギュラーに入れるかもな?(笑)」

「どうだろうな?(笑)」

 野球も神山の事も頑張ろう!!!
 どっちも上手くいけるように
 しなきゃな・・・。


『集合~』

「「オス」」

『今日からは今まで以上に
 ハードな練習になる!!!
 全員気を引き締めて頑張るように!!!』

「「オス」」

『よし!!練習始めるぞ』

「暑くなってきたな」
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