君のもとへ 俺は必ずお前を・・・
『いっらしゃいませ

 二名様でよろしいでしょうか?』


「あ、はい」


『こちらへどうぞ』



(ヒソヒソヒソ・・・)


「龍君見られてるよ・・・?」



「は?何で?」



「何でってカッコイイからだよ~」



「ふ~ん」




「でも龍君はわたしのものだよ♪」



「\\\・・・当たり前だろ」



「えへへ♪」



『ごゆっくりどうぞ』



「腹減った」



「今日は練習長かったもんね」



「まぁな。でも、もうすぐ大事な大会だしな」


「頑張ってね♪」



「おぅ!!!涙の為にも頑張るから」



「うん♪」



「何食う?」



「どうしよっかなぁ~???

 う~ん・・・」




「俺決まった」



「早っ!!!」



「涙が遅いだけだろ?」




「え~龍君が早いんだよ~」



「さぁな。決まったか?」



「うんとねぇ~・・・コレとコレで

 悩んでてて・・・ごめんね・・・

 遅くて・・・」



「いや、大丈夫。ゆっくり決めていいから」



「うん、ありがとう♪」



 いっつも涙って食いもんで悩むよな。



 優柔不断なのか?


 謎多いよなぁ~涙って・・・


 おもしろいからいいけど。


 
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