君のもとへ 俺は必ずお前を・・・
「あのさぁ・・・」



「あ、海崎・・・いたんだ・・・」



「はぁ!?」



「悪いな。気づかなかった」



「別に気づいてもらわなくて

 いいんだけど」



「あっそ。でさぁ神山?」


「ん?」




 コノヤロ~殴るぞ・・・




「今から家帰るんだろ?」


「え!?うん・・・」



「一緒の駅だよな?」



「うん・・・」



「送ってくよ?」



「は!?」



 何だコイツ・・・


 俺の目の前で送ってくって


 もしかして俺の事涙の彼氏だと

 思ってないのか!?



 それとも・・・


 わざとか!?



 どっちにしろうぜぇ・・・



「え!?大丈夫大丈夫!!!!」



「でも、暗いし」



「お前さぁ俺にケンカ売ってんのか?」



「は?何で?」



「涙は俺の女なんだけど」


「知ってるよ」



「は!?」



「でもお前は次の駅だろ?

 もぅ遅いし神山一人じゃ危ないだろ?」


「ご心配なく。俺がちゃんと送ってくし」



「ふ~ん」




 うぜぇ~・・・





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