君のもとへ 俺は必ずお前を・・・
「ってかお前どっかいけよ。

 ってか空気読めよ」




「俺空気読めないんだよね。わりぃ」



「あっそ。じゃぁ教えてやるよ。


 消えろ邪魔だ」




「学校一の王子様も実は余裕のない

 腰抜けなんだな」



「は!?んだとコラ!!!」



「お前さぁ

 神山に毎日待たせて

 神山が風邪引いたらお前のせいだぞ。

 それに、お前さぁ・・・

 自分のことばっかでちっとも

 神山に構ってやんねぇじゃねぇか」



「それは・・・」



「何も言えねぇんじゃん。

 ほんと腰抜け王子だな」


「止めてよ吉沢君!!!!」




「神山・・・?」




「龍君のこと悪く言わないで・・・

 龍君はわたしにとって・・・

 一番大切な人なの・・・

 悪く言わないでよ・・・グスッ」


「神山・・・」



(スッ)



(パシッ)



「触んなよ」



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