君のもとへ 俺は必ずお前を・・・
 
 涙に何て言うべきだろう・・・




 でも俺・・・


 アメリカなんて行く気ねぇし・・・




 だって涙と離れるし



 健斗と野球出来ないなんて・・・






「あ~!!!!!

 考えるだけで頭ぶっ壊れる~!!!!」





 落ち着け俺・・・





 とりあえず俺はアメリカには




 行かねぇよ・・・





「おい、母さん!!!」




「何?」





「俺やっぱアメリカ行かねぇ」





「ちょっと座って」




「・・・」





「龍太郎・・・わたしも

 あなたには野球を続けさせてあげたい。

 けど、お父さんの仕事はいつどんな風に

 なるか分からないのも知ってるでしょ?」




「それは、分かるけど。

 俺はそんなに大人じゃねぇよ・・・」






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