君のもとへ 俺は必ずお前を・・・
(カーン)

『ほらライト!!!そっち行ったぞ!!!
 ぼ~っとしてんな』

「やってるやってる」

「うん・・・」

「何ぼ~っとしてんの?」

「ううん違くて・・・海崎君何処かなって
 思って・・・」

「あ~あ・・・涙は完ペキに海崎君に
 とりつかれたね(笑)」

「え!?」

『海崎~捕ってくれねぇか?』

「はい」

「いた!!!」

「「キャー海崎君~」」

「すっごい人気だね海崎君・・・」

「うん・・・いっぱい女の子がいる・・・」

「まぁでも海崎君と仲良しなのは涙だけだもん
 自信持って♪」

「うん」

 自信持っていいのかなぁ~
 海崎君・・・
 カッコイイなぁ~・・・

「海崎く~ん頑張って~」

 すごいなぁ~みんなあんなに
 大きな声で応援できて・・・
 
 わたしには絶対に出来ないよ・・・

『いくぞ~海崎~』

「はい」

(スパーン)

 すっごいいい音・・・
 手入れがちゃんとされてて
 大事にされてるんだなぁ・・・
 あのミット・・・わたしもあのミット
 みたいに海崎君に大事にされたいな・・・
 
 なんて・・・馬鹿みたいだなわたし
 
「先輩!!!もう少し下狙って 
 投げてみてください!!!
 今日はちょっと全体的に球が高いです。」

『おう!!!』

 すごい・・・先輩にもしっかり
 アドバイスしてる・・・

「涙?もう30分も固まって
 見てるけど?」

「え!?そんなに!?」

「うん・・・(笑)」

『海崎~少し休憩するか」

「はい」
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