君のもとへ 俺は必ずお前を・・・
「ほら涙!!!休憩だってよ」

「うん・・・」

「近く行かなくていいの?
 みんな行っちゃったよ?」

「わたしはここでいい」

「そっか」

「グラウンドっていいね
 なんか落ち着く」

「え?何で?」

「わかんないけど
 何か安心するの」

「アレ神山?」

「え!?」

「どうした?」

「かか海崎君!?」

「当たり前だろ(笑)
 俺のために練習見に来てくれたのか?」

「え!?」

「冗談だよ(笑)やっぱりお前は
 面白いな♪」

「「いや~海崎く~ん
  何あの女~」」

 視線が痛い・・・

「神山?どうした?」

「え?」

「今ボ~っとしてただろ」

「え!?ごめんなさい」

「何で誤んだよ!?
 何かあったのか?」

「ううん・・・海崎君
 やっぱりプロテクター似合うね」

「え!?ど、どうも」

 わたし何言ってんだろ!?
 今思ったこと言っちゃったよ

 アレ?海崎君・・・顔が赤い?
 気のせいかな?
 わたしが変なこと言ったからかな・・・

「あ、あのさぁ~神山?」

「ふえ!?」

「お前またぼーっとしてただろ
 変な声出してるし(笑)」

「ごめんなさい・・・」

「いいよ別に(笑)
 あのさぁ~神山?」

「何?」

「今日一緒に帰らないか?
 話したいことがあるんだけど」

「え!?」

「お前って『え!?』が多いよな(笑)」

「う~・・・」

「拗ねた???」

「拗ねてない・・・」

「そっか♪」

『海崎~そろそろ練習始めるぞ?』

「はい!!!じゃぁまた後でな?
 ずっと見ててくれる?」

「うん」

「そっか♪
 一緒に帰ってくれるんだよな?」

「うん・・・わたしでいいなら」

「当たり前だろ(笑)
 俺はお前を誘ってんの」

「そっか」

「じゃぁまた後でな」

「うん・・・頑張ってね?」

「おう♪」

『海崎~練習中にいちゃつくなよ(笑)』

「いちゃついてなんかないっすよ♪」



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