君のもとへ 俺は必ずお前を・・・
『お前あの子にベタ惚れだな』

「・・・かも知れないっすね」

『のろけやがって』

「すいません」

『いやいいよ♪
 あの子もお前に惚れてるよ。
 大事にしてやれ』

「いや・・・それはないと思います」

『何で?』

「だって・・・」

『まぁそれより練習するぞ』

「はい」


 海崎君・・・先輩と何話してたんだろ?

「涙!!!」

「え!?何!?」

「海崎君とめちゃくちゃラブラブぢゃん!!!
 そこまで仲いいと思わなかったよ!!!」

「そんなことないよ・・・」

「周りの子たちも
 ビックリしてたよ!!!
 海崎君があんなに笑ってるの見て」

「そうなのかな・・・」

「うん!!!頑張って!!!
 絶対上手くいくよ」

「ありがと。でも女の子達みんなの視線が
 すっごく痛いよ・・・(苦笑)」

「気にしない!!!」

「はい・・・頑張ります!!!」

「その調子」

「うん」

「今日海崎君と一緒に帰るんでしょ?
 わたし先に帰るね?」

「ごめん!!!」

「平気平気♪
 涙は中学の頃からずっと海崎君が
 好きなんだから上手くいってくれて
 わたしもめちゃくちゃ嬉しいよ」

「ありがとグスッ」

「泣かないの(笑)」

「だってぇ~」

「もう(笑)
 じゃぁまた明日ね?」

「うんありがとね」

「バイバイ」

 夢華・・・本当にありがとう・・・
 わたし夢華のおかげで強くなれたよ?


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