君のもとへ 俺は必ずお前を・・・
 わたしってつくづくダメな女だ・・・
 もう本当にやだ・・・

「で、お前何食いたいの?」

「わたし!?」

「お前しかいないだろ(笑)」

「わたしは海崎君が食べたい物で
 全然平気だよ?」

「そんなこと言っちゃっていいのか?
 (ニヤリ)」

「?」

「じゃぁ決めた♪行くぞ」

「うん・・・?」

 どこ行くんだろぅ???
 なんかニヤってしたよね・・・?

「着いた♪」

「ここ・・・?」

「お前が俺の好きな場所でいいって
 言ったんだからな♪
 今更イヤなんて言わせねぇよ」

「うん・・・」

 で、ココは・・・
 バイキングだよね?

 でも・・・イタリアンバイキング???
 海崎君がパスタとかケーキの食べ放題???

「お前今『男のくせにイタリアンかよ!?』とか
 思ってんだろ・・・???」

「え!?ううん・・・最初はビックリしたけど
 全然いいと思う・・・わたしもイタリアン大好き
 だし♪」

「良かった~俺さぁ・・・女となんか飯食いに
 行ったことなんかなくてさ・・・(笑)
 キモイとか思われたらどうしようって
 めちゃくちゃ悩んでたんだよ・・・」


「え?」

「やっぱ男でこーいうの好きって
 引くか・・・?」

「わたしは全然引かない!!!
 それどころか海崎君が甘いもの好きって
 知って逆にわたしすごく嬉しい♪」

「良かった・・・ありがとな」

「なんでお礼言うの???
 わたしは何もしてないのに」

「気にすんな♪
 よし!!!食うか!!!」

「うん♪」

 海崎君とちょっとだけ
 近づけた気がするなぁ~

 すっごく嬉しい♪


 
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