君のもとへ 俺は必ずお前を・・・
 嘘!?

 今・・・

 海崎君に抱きしめられてるよね・・・?

 どうしよう・・・

 心臓の音聞こえちゃう・・・!!!

(ドクンドクンドクンドクン・・・)

 早い・・・

 収まれ心臓!!!

 う~早すぎる!!!

(ドクンドクンドクンドクン・・・)

 え・・・?

 この音って海崎君の心臓の音・・・?

 わたしのより早い・・・

 嘘・・・嬉しい・・・

 少しでもわたしにドキドキしてくれてるの?

「大丈夫か?」

「う、うん・・・ごめんね」

「い、いや・・・俺は平気だけど」

「うん・・・」

 困ったなぁ~

 顔真っ赤になっちゃうよ・・・

「ご、ごめんね!!!
 ありがと・・・もう大丈夫だよ?」

「もうちょっと・・・」

 え?今なんて言ったの?

「何?」

「もうちょっとだけ・・・」

「え・・・?」

「後1分だけこのままでいさせてくれ・・・」

「う、うん・・・」

 海崎君・・・?

 どうしてそんな期待しちゃうような事を

 してくれるの・・・?

 わたし期待しちゃうよぉ・・・

 


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