君のもとへ 俺は必ずお前を・・・
「それで・・・涙のどこを
 気に入っていただけたんですか?」

 え!?そんなことまで言うのか!?

「全部です・・・」

 うわぁ~恥ずかしい・・・

 なんでこんなこと言わなきゃ
 いけないんだよ・・・

 本当に恥ずかしい・・・。

「は!?全部!?なんで!?」

 なんでって・・・何で!?

 なんか問題あった!?

「いや~全部は全部です!!!」

 理由なんてない

 ただ神山の全てが好きなだけだ

「海崎君・・・」

「涙!!!」

「はい!?」

「なんでアンタにこんなカッコイイ
 男の子が惚れたの!?しかも
 全部好きって言ってくれたわよ!!!」

「うん♪わたし幸せ♪」

「バカ!!!」

 え!?なんで!?
 
 バカって・・・オイオイ・・・

「海崎君そんなにカッコイイんだから
 もっと可愛い女の子が周りにいっぱい
 いるでしょう?」

「俺・・・いや僕は、顔とかじゃなくて
 性格とか優しい所とか正直な部分に
 惚れたんです。
 もちろん顔も好みですけど・・・」

「海崎君・・・」

「神山?」

「嬉しいよ~グスッ海崎君が
 そんなにわたしのこと思って
 くれてたなんてグスッ・・・」

「泣くなよ♪(ポン)」

 うわぁ~親の前で頭撫でちまった・・・
 
 さすがにやばかったよな・・・?

「グスッ海崎君・・・大好き・・・」

「おぅ知ってるよ」

 何やってんだ俺は・・・

 

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