君のもとへ 俺は必ずお前を・・・
 だってアレはアレじゃね?

「ううん・・・同じクラスなだけで
 話した事ないの・・・」

「は!?なのにあんな
 馴れ馴れしいのかよ!?」

「アハハ・・・」

「昨日も同じようなヤツに
 会ったよな?」

「うん・・・」

「なんかあるのか?」

「何もないよ。電車来たみたい」

「おおぅ」

 なんか元気ねぇな・・・ぜってぇ
 
 あの女のせいだろ?

(プシューガタンゴトンガタンゴトン)

「大丈夫か?」

「うん。ありがと」

「おう・・・」

 可愛かった。今の顔・・・

「もうちょっとそっち行っても
 いい・・・?」

「え!?あぁ」

 どうしたんだ急に・・・(ギュッ)

 え!?

「神山!?」

「海崎君・・・好き・・・」

「どうした?なんかあったのか?」

「ううん・・・ごめんね・・・」

「いや、俺は全然いいけど」

 なんか今日の神山なんか変だな?

 っつうかあの女に会ってからだ

 なんか言われたのかな・・・?

(ギュッ)

 もっと強く抱きしめちまったな・・・

「大好き・・・」

「俺も好きだよ・・・」

(次は~桜公園前~桜公園前~)

「降りるぞ・・・」

「うん・・・」

 離れたくないけど・・・

 しょうがないよな・・・

(プシューガタンゴトンガタンゴトン)

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