君のもとへ 俺は必ずお前を・・・
(ガラガラガラ)

「失礼します」

「アレ?誰もいない」

「うん・・・」

「待ってるしかないか」

「うん・・・」

「「・・・」」



「「・・・」」

 会話が・・・ない!!!

 どうしよう・・・何て言う!?

 さっきキスして気まずい・・・

 しなきゃ良かった~・・・

「海崎君・・・」

「え!?」

「先生遅いね・・・」

「あ~だな。どこ行ったんだろうな」

「あのね・・・さっき本当は恐かった・・・」

「涙?」

「でもね・・・海崎君が絶対助けにきてくれるって
 信じてたんだ・・・そしたら
 やっぱり助けに来てくれて嬉しかった・・・
 恐かったけど・・・嬉しかった・・・エヘヘ♪」

 震えてた・・・あん時・・・抱きしめた時
 
 震えてた・・・

 恐かったんだろうな・・・電車の中の時と同じように
 
 すっげぇ震えてて・・・全部俺のせいなんだって

 自分が情けなくなった・・・本当にコイツを

 守ってやれるのかなって・・・不安になった

 俺じゃない他のヤツの方が

 俺なんかより・・・全然いいんじゃないかって

「海崎君・・・」

「ん?」

「大好き・・・」

「涙・・・なぁ?」

「何?」

「さっきの続きしてもいい?」


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