お前むかつくねん②~人生かけて恋愛するばい
篠田は、自分の隣に座るよう私を呼び寄せた


そして、肩に手をまわした


『今日は何か、色々ごめんな。大丈夫か?』


『うん全然大丈夫だよ。篠田の家族は暖かくて、明るいね。素敵な家族だね』



『そう言って貰えて嬉しいよ。ちょくちょく遠慮せず、来てくれよ』



うん、ありがとう



『でも、なんかいつもと違う雰囲気のお前見てたら、やっぱ…俺きついわ』



何が!?



『…次、来る時は、あいつら仕事してて、喜一が塾の日にする?』



どういうこと?



『…そろそろ、えのきの全て知ってもいい?』



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